謎の隠しぺーじ(笑)

 
 
高性能なアンテナ兼索敵用レーダーは、初期型では大きな1本のユニットであったが、整備性や見た目の悪さからこの小型2本タイプに改められた。
整備性はともかく、機能に関係のない見た目を重視した仕様変更は厳しい開発環境での唯一の清涼剤となっていたのではないだろうか。
ザクレロと同時期に開発が進められていた小型のMA。とは言っても、通常のMSよりは一回り大きい全高約20M、全幅約24M。(ただし、索敵用レーダー部分は含まない)
 主に索敵、対戦艦用に特化されており、敵レーダー範囲外から一気に高速接近、周囲を索敵した後、可能ならば戦艦のブリッジやエンジンを破壊してそのまま撤退するという一撃離脱戦法を想定して設計されている。
 もともと大気圏内での運用も見込まれて設計されていたため、空気抵抗の少ない流線型のボディを持ち、まるで小動物のような愛くるしい姿をしている。特に機体上部に装備されている2本の超高性能レーダーが、余計にそう感じさせているのがかなり確信犯的でもある。
 結局、メインエンジンの推力が期待していたほど上がらず大気圏内での運用は見送られたが、逆に言えば宇宙空間では更なる高速化を目指せたという利点もあった。
 しかし、燃費が悪すぎるという欠点もあり、製造コストの面からも残念ながら正式採用には至らなかった。
 なお、この機体に関しては連邦軍の攻撃によりほとんどのデータが焼失しており、詳しいことは一切謎のままである。


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「頬」の所はインテークの様なものになっているが、詳細は不明。一部ではミノフスキー粒子散布装置ではないかとの指摘もある。
また、先端部には目くらまし用の投光器が装備されており、秒間12回以上の高速点滅にも対応していたとみられる。通常は黄色の光だが、フィルターを通すことでより効果の高い赤と青の点滅も出来たとみられる。
「足」の部分は大型のプロペラントタンクになっており、高速移動の燃費の悪さをカバーするために不釣り合いなほど大きくなっている。
つま先にはザクバズーカと同等のものが組み込まれており、パーツの共通化によるコスト削減を狙っていたようだ。

「口」の内部にはムサイの主砲相当のメガ粒子砲が1門装備されている。
ただ、全くの同じものではないようで、ある程度拡散させることが可能だったらしい。これは威力よりも命中率を高める為の調整と思われる。
この機体の目的は戦艦を沈めることではなく、あくまでも「ダメージを与えて行動不能にさせること」が主眼であったため、このような仕様となったのではないだろうか。
1.「口」がスライドして開き、 2.中からメガ粒子砲がせり出してくる

  「腕」は本体内部に収納されており、接近戦時に伸して武器として使われる。
爪の先が高熱化して装甲を溶かして切り裂く「ヒートクロー」が装備されているが、極端に短いためにあまり実用的ではなかったようだ。
この欠点は同時開発のザクレロでは解消されていたものの、機体特性を考慮してあえてこのままの仕様にしたらしい。
また、先端を作業用マニュピレーターに換装することも出来た。

 

※なお、ここに掲載されているデータは全てTENが調査した結果から推測されたものであり、
実際には存在していなかった可能性もあることを付け加えておく。

っていうか無い(笑)

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